エッセイ

【息子の面白事件簿】リビングに散乱したみかんの皮事件

我が家は4人家族で子どもは2人。

2023年3月8日現在、娘は5歳、息子は2歳の一姫二太郎です。

【息子の面白事件簿】と題して、我が家の愛息子「ぎーぐ」の面白いエピソードの紹介です。

リビングに散乱したみかんの皮事件

フルーツが大好きな一姫二太郎

我が家の一姫二太郎はフルーツが大好き。

寒い冬の季節はみかんが旬で、大のお気に入り。

そろそろみかんの季節は終わってしまうようで、うちの子たちはみかん無しで生きていけるのだろうか・・・、と心配すぎる今日この頃。

特に、ぎーぐは1日に3〜4個食べてしまい、こちらが止めないと何個でも食べてしまいます。

パパとママがみかんを剥いてくれないとわかると、こっそりお姉ちゃん(ういちゃん)にお願いしにいき、剥いてもらう始末。

晩ごはんの前にみかんを食べすぎて、「晩ごはん=みかん」になった日もありました。

事件があったのは今から2〜3ヶ月ほど前

2〜3ヶ月ほど前でしょうか。

家事を終えてリビングに戻ると、視界の下の方にオレンジ色の何かが映りました。

「そんなおもちゃはうちにはない!」

と慌てて目をやると、なんと細かくなったみかんの皮がラグの上にずらり!

それは妻が悲鳴をあげるほどの、異様な光景でした。

「これ、誰がやったの?」

「・・・・・。」

2人とも、驚くほどおとなしい。

娘のういちゃんは塗り絵に夢中で、息子のぎーぐは1人で絵本を読んでいました。

その時は、誰の仕業かさっぱりわかりませんでした。

(悪いことをした後、子どもはだいたい静かになります。)

ういちゃんはみかんをあんなふうには剥かないし、ぎーぐはまだ1人でみかんを剥いたことがありません。

謎は深まるばかり・・・。

早すぎる自首

しかし2〜3日後、事件の犯人は気持ち良いほど潔く自首してきたのです。

「みて!みかんの皮1人で剥いたよぉ!」

満面の笑みを浮かべ、嬉しそうに報告してくれたのは、ぎーぐ。

目をやると、リビングにペタンと腰を下ろし、みかんの皮を辺り一面に剥き散らしたぎーぐがいました。

(写真は最近撮影したものなので、みかんの皮が最初の頃より大きくなっています。これでも成長した方なんです。)

「じょ、じょ、上手に剥けたね〜(汗)」

あまりにも得意げな顔でこちらを見つめていたので、思わず誉めてしまいました。

「テーブルに座って食べようか?」

「ううん、ぎーぐこっちの方が好き!」

「ああ、そう・・・。じゃあ、みかんの皮はきちんとゴミ箱に捨てるんだよ?」

「・・・やだ。」

愛息子に激甘な父

思い出しただけで笑ってしまいます。

ゴミ箱に捨てるように言った後の表情の変わりよう。

口を尖らせて、イヤイヤな気持ちを全力でアピールしてくるぎーぐ。

可愛すぎて、それ以上は何も言えませんでした。

父、完敗です。

みかんが大好きで、いつもパパかママに剥いてもらっていたぎーぐ。

パパとママが忙しい時は、ういちゃんに剥いてもらってまでみかんを食べていました。

でも、頼みの綱であるういちゃんすら、相手をしてくれない時だってあったことでしょう。

そんな時、なんとか自分でみかんを食べようと必死に考え、必死に皮を剥いたんでしょうね。

なんという食欲。なんという執念。

そんな健気な息子を想うと、床をみかんの皮で散らかされようと、みかんの皮をどれだけ細かく千切られようと、

「好きなだけ食べていいよ。片付けはパパがするからね。」

という気持ちにさせられます。

息子に激甘の私です。

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