エッセイ

【息子のおもしろ事件簿】おしっこ数滴でお兄さんになっちゃった事件

事件が起こったのは2023年3月8日の朝。

2階の寝室からリビングに降りてきて、みんなでお着替えをしようとしていたところ、ぎーぐがパパの脚にくっついてきました。

まだ眠たそうなか細い声で、

「ぎーぐ、おしっこ・・・。」

と言うのです。

「おしっこ、出るの?トイレでする?」

と聞いてみました。

もうすぐ3歳になるぎーぐですが、実はまだ、トイレで用を足すのを嫌がります。

たまに機嫌が良い時にするくらいで、大抵はトイレに座らせようとするとダンゴムシのように丸くなり、死に物狂いで抵抗するのです。

「トイレでおしっこしたら、お兄さんになれるよ?」

少しだけあおってみました。すると、

「うん!する!!」

今日は機嫌が良いみたい(笑)

おしっこ数滴でお兄さんになっちゃった事件

ぎーぐ、お兄さんになる

早速、抱きかかえてトイレに連れていくと、キャッキャキャッキャ笑いながら喜んでいます。

(可愛いやつめ)

ズボンとオムツを脱がせて便座に座らせると、おしっこが、ちょろり。

見事、数滴のおしっこがこぼれ落ちました。

「え、それだけ?」と聞くと、

お兄さんになったー!ぎーぐぅ!!」と返ってきました。

大きな声で報告ありがとう。

ぎーぐがお兄さんになった瞬間でした。

深刻そうな顔をして「おしっこが出そう」と訴えてきたくせに、ちょろっとしかおしっこを出さなかったぎーぐ。

あんなもんでお兄さんになれるなんて、なんて楽な人生でしょう(笑)

自分で拭く

無事にトイレでおしっこを済ませたぎーぐ。

トイレットペーパーで拭いてあげようとすると、まさかの

自分で拭く!

えらい!!

さすが、お兄さんになったぎーぐは一味違います!

これにはお父さん、息子の成長が嬉しいあまり、涙が出そうになりました。

つい最近まで、自分のことをベイビーだとか赤ちゃんだとか呼んでいたぎーぐが、立派になったものです。

嬉しすぎて、こども園に息子を預けるときに、担任の先生に報告してしまいました。

すると2日後、こども園でもトイレでおしっこをすることができたとのこと!

一度の成功体験で、子どもはぐっと成長しますね。

お姉ちゃんもぎーぐにメロメロ

トイレでおしっこに成功して大喜びのぎーぐ。

リビングでその様子を伺っていたういちゃんは、

「ぎーぐ、かわいいぃぃぃ!」

とメロメロ。

しかも、言い方がなんか女子高生。

仕草も、なんか女子高生。

女の子はそういうところも成長がはやい。

一丁前にお姉さん感を出し、姉弟揃って朝から愛くるしい我が家。

ぎーぐはういちゃんのところに駆け寄って抱きつき、ういちゃんもぎゅっと受け止めてあげます。

姉弟愛、素晴らしい!

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