エッセイ

ぷしゅん!な夜

あれはいつだったか・・・

確か、今年の5月中旬の出来事だったと思います。

うとうとした息子を寝かしつけようと、いつものようにベッドで添い寝をしていたところ、それは突然始まりました。

あまりにも唐突すぎて怖くなったのを覚えています。

息子が狂ったように笑い始めたのです(笑)

「何が面白いの?」と聞くと、

 

「ぷしゅん!!」

 

と言って、また笑い始めました。

「ぷしゅん!が面白いの?」と聞くと、

 

「あはははははははは!」

 

笑いが止まらないのです(汗)

ぷしゅん!の意味は全くわかりませんでしたが、

私がぷしゅん!と言うたびに爆笑し、

自分でぷしゅん!と言っては爆笑するので、

とうとう息子は覚醒し、彼の眠気はどこかへ飛んでいってしまいました。

おそらくその日、こども園でぷしゅん!と関係する面白い出来事があったのでしょう。

何も寝る直前で思い出さなくてもよかったのに・・・と苦笑いの私をよそに、

その後20分ほどでしょうか。息子は謎のぷしゅん!を満喫していました。

見兼ねた私は息子を抱き上げ、夜の散歩へと出かけることに。

近所をのんびりお散歩し、ようやく寝かしつけることに成功しました。

 

ぷしゅん!

 

とんでもないパワーワードです。

「明日起きたら、ぷしゅん!で大笑いする息子を動画に収めよう」と、妻と決心し、気合を入れて寝たのをよく覚えています(笑)

ところがどっこい!

翌朝、スマホを片手に「ぷしゅん!」と訳のわからない言葉を発する父親に、息子は呆然!!

「ぼくのぱぱはなにがしたいんだろう?」

と顔にしっかり書いてありました(笑)

いやいや、昨晩ぷしゅん!であんなに楽しんでいたじゃない。

パパを巻き込んで散々大笑いしたじゃない。

寝るのに30分以上もかかったじゃない!

私の悲痛な叫びを聞いても、息子はどこ吹く風。

お着替えがお嫌いな息子は、いつもの様におむつ一丁で駆け回っていました。

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