近年の自動ドアはとても高精度です。
コンビニエンスストア、スーパー、ショッピングモールなど、至るところに自動ドアが整備されていて、私たちの生活の利便性を高めてくれています。
普段、自動ドアを気にすることなんてありませんが、改めて考えてみると自動ドアはものすごい発明だと思います。
人が近づくとセンサーが感知して、自動でドアを開けてくれる。そして、人が離れるとこれまた自動でドアを閉めてくれる。
めちゃくちゃ賢いドアですよね(笑)
人を感知してドアを開け閉めするという、至極シンプルな仕事ですが、どうやってあの高精度なセンサーを作ったのでしょうか。
どうやってあの滑らかなドアの開閉を可能にしたのでしょうか。
歩行スピードを大きく変えずにストレスなくドアを通過できる、あの絶妙なタイミングでの開閉はまさに神業です。
我が家はダイニングの窓ガラスの滑りが悪く、開け閉めが非常にしづらくて悩んでいます。
千葉県香取郡多古町のセブンイレブンで
そんな優秀な自動ドアも、必ずしも間違いを犯さないわけではないようです。
先日、DWEのイベントで千葉県旭市へ向かう道中に、香取郡多古町のセブンイレブンに立ち寄りました。
(多古米というお米がとてもおいしいのどかな田舎町で、子育て世帯が住みたい町ランキングでは3位に輝いた人気エリアです。)
小腹が空いたのと、トイレ休憩のために立ち寄ったのですが、お会計をしている間に息子のぎーぐが自動ドアの真下に立って外の景色を眺めていました。
「1人で外に行かないでね!」
「車が来て危ないから中にいようね!」
レジから自動ドアまでの距離は2mほどだったので、ぎーぐが突然走り出してもすぐに追いかけることができるように、常に警戒しながらお会計をしていました。
しかし、ぎーぐがお店の外に飛び出すことばかり警戒していたその直後、予想だにしない出来事が起こりました。
自動ドアに頭を挟まれたぎーぐ
なんと、ぎーぐがすぐ真下にいるのにも関わらず、自動ドアが閉まり出したのです!
ぎーぐが小さすぎてセンサーが反応しなかったのでしょうか・・・。
少し驚きましたが、ドアがぎーぐに接触すれば再びセンサーが感知し、すぐにドアが開くだろうとたかをくくって助けに行かなかったのです。
(あの時の油断を今でも悔やんでいます・・・。)
ところが、ドアが閉まる勢いはそのままに、外を覗き込むように顔を出していたぎーぐの頭は見事に自動ドアに挟まれてしまいました!
「ゴン」という鈍い音が響き渡るセブンイレブンの店内。
自動ドアはしばらくぎーぐの頭を挟んだ後、ようやく何が起こったのかを理解したようで、慌ててドアを開きました。
その2秒後に、ようやく何が起こったのかを理解したぎーぐは、泣きながらこちらに歩いてきました。
まさかの珍事件に思わず吹き出してしまう父と母。
レジの向こうで心配してくれる店員さんの手前、大泣きしている息子を笑うことなどできません。
しかし、時は2023年3月、自動ドアに感知されず、そのうえ頭だけ上手に挟まれてしまう息子の姿がおもしろすぎて、とてもとても、こらえ切れるものではありませんでした。
幸いケガはなく、痛みもそこまで強くなかったようで、自分で選んだ軽食を受け取るや否や、嬉しそうに「早く車の中で食べよっ!」とご満悦。
その切り替えの速さに、父と母はとうとう笑いをこらえることはできませんでした。
何事も過信してはいけない
珍しくもなんともない、あって当たり前の自動ドア。
センサーの精度も、ドアの開閉の滑らかさも、人に合わせて開くタイミングも、どれもとても高性能です。
しかし、何事も過信してはいけません。
完璧な人間はいませんし、完璧でない人間が作った自動ドアも、当然完璧ではないのです。
今回、息子が体を張って教えてくれました。
この教訓を、息子がもう少し大きくなった時に教えてあげようと思います(笑)